| Alcedo Atthis Architect |
| ■民家再生建築事例■ Alcedo Atthis Architect Works | |||
|
福々亭 山梨県甲州市の福生里という地に建つ古い民家を現地再生した事例です。草葺の櫓(やぐら)付きの切り妻屋根のこの地域に典型的な甲州民家です。大黒柱を挟んで土間側をギャラリーのあるパブリックスペースとし、地域の人々や友人・知人との交流の場とし、座敷側をプライベートなスペースにと用途を分けています。 |
![]() |
左:ギャラリーから土間を挟んで居間を見る。 正面の囲炉裏は今回の計画で新たに設けた。上がり框にある靴脱ぎ石は旧大和村から運んだ御影石。 塩山辺りで取れる御影石は黒っぽいが、旧大和村で取れる御影石は石に含まれている鉄分が錆びて、褐色に変化しているのだという。 |
![]() |
![]() |
| 上左:階段と吹き抜けを見る。ここは改造以前は土間だったので階段の高さが合わず造り替えた。囲炉裏の間から竹林を望むことができるように段板の間を空けている。向かって右側にある丸い断面の手摺は建築主の友人が所有していたクルーザーの部品。 上右:階段。途中の明り取りに建物の象徴としてカワセミのステンドグラスパネルを組み込んだ。階段の上部、頭が当たる位置に古い梁があったが、「潜れば良いんだ」と建築主の希望で残した。機能的には支障は無く、上り下りの際には下階と上階の結界となっている。 |
|
![]() |
![]() |
| 上左:竹の結界は通り抜けの土間とギャラリーを、緩やかに切り且つ繋ぐ。
右手正面は玄関入り口の大戸。敷地内の竹林から選んだ真竹を格子状に並べた。 上右:ギャラリーと吹き抜け。正面開口部は土間を通り抜けた建物の裏側出口。勝手口向かって左手脇にはモザイクタイルを貼った古い流しを再利用している。また向かって右手には竃(へっつい)を置いた。竃はイベントの際の調理に使用される。 |
|
![]() |
![]() |
| 上左:吹き抜け。居間からギャラリー側を見る。熱が早々と吹き抜けの上へと逃げないように薪ストーブの周りを囲みイングルヌックという暖気の溜まり場を設けている。炎と竹林の眺めを楽しむようにストーブの背面には小さな窓を設けている。 上右:玄関を入って土間正面を見る。突き当たりの収納家具は「蒲団箪笥」の奥行きを詰めて、下足入れに改造したもの。格子は建築主が以前手に入れた錆び竹を使っている。 |
|
![]() |
![]() |
| 上左:囲炉裏のある居間。炉縁は建築主の思い出深い庭の柿の木が最近枯れたため、大鋸で挽いて黒ベンガラを塗り作成した。→詳細はブログ参照 上右:敷地内の栗の木を用いた柱。この木も思い出深いものだったため、先端は切らずに下屋の屋根を貫通させた。→詳細はブログ参照 奥に見えるのは土室のあるデッキ。これから建築主が竹をスノコ状に敷き詰めて仕上る予定。 |
|
![]() |
![]() |
| 上:吹き抜けのオリジナルステンドグラスランプ。建物を象徴する竹をモチーフに取り入れたデザイン。 左:玄関の大戸。惜しいことに創建時の大戸は既に失われていた。その為、解体された春日居町の民家の大戸を譲り受け使用した。 敷居・鴨居を復元し、入り口両端の板には古い床板を再使用している。 |
![]() |
![]() |
| 上左:2階展示スペース。以前この家で縁側に使われていた欄間を手摺の中間に転用している。 上右:エントランスの佇まい。犬走りの素材はシュタインアールという三和土のような素材。 |
|
![]() |
![]() |
| 上:建物のシンボルとしてカワセミのステンドグラスパネルを組み込んだ。デザインは建築主の写真作品を基にしている。 | |
| 左:櫓屋根が特徴的な甲州民家の外観。この地域では古い草葺屋根は銀色のトタンで覆われる場合が多い。→詳細はブログ参照 手前は杉皮葺きのギャラリー看板。→詳細はブログ参照 | |