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■陶房のある家■ 車庫を兼ねた陶芸家のアトリエ 陶芸家の住まいの離れのアトリエです。 建設地は住まいに隣接する南側の一段下がった敷地です。中央に既に周りを煉瓦で敷き詰めたシンボルツリーを残して車庫と陶芸の工房を造ること、2階建てとし作品保管室・予備室等を設けること、木部架構を意匠的に表し針葉樹合板等で仕上げること、アプローチが容易であることなどの要望がありました。 地域の景観条例により隣地からの離間距離を取らなければなりません。木周辺の煉瓦敷きを避けると敷地の広さの割には建築可能な範囲は限られてきます。 南北方向に長いアトリエに車庫の部分が一部突出する平面形状としました。 屋根の勾配を急にして外壁に縦に板を張り、ちょっとのっぽな感じの外観としています。 内部は素地仕上げとして塗装はありませんが、外壁は明るめのグレーの塗料で仕上げました。 |
上:外観 画面右側の敷地から階段を降りると車庫の手前に出る。 |
上:外観 車庫の扉。 |
上:外観 アトリエから大きなテラス戸をあけると前庭の木の下に出る。 |
上:外観 車庫に至る舗道。右手の階段を上がると母屋に至る。 |
上:外観 南面見上げ。 |
上:外観 アトリエの前から車庫の明り取り用の窓を見る。 |
上:階段 針葉樹合板の壁・杉の構造材・杉板の階段・ラワン合板の床。無垢材は少ないけれど木質感あふれる内装仕上げ。使用頻度の高い階段板の厚みは36o。高級素材ではないけれど厚く使える。 |
上:2階内観 天井板張りと振れ止めのはさみ梁。 |
上:2階内観 壁の合板は柱梁の構造が見える真壁仕上げ、一見ローコストだが大工手間のかかる仕事。 |
上:2階内観 |
上:2階内観 |
上:陶房内観 壁天井の明るい箇所は針葉樹合板の替りにシナ合板で仕上げアクセントとした。 |
上:陶房内観 水の跳ねる恐れのある範囲は耐水性のある針葉樹合板。 |
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