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■民家の再生:月の木の家■3階建てを小屋裏利用の平屋へ 規模縮小により古民家暮らしを実現 笛吹川の上流、三富村の廃屋を高根町清里に移築し、木工の工房兼住まいとして再生しました。無人となって20年、再生直前には屋根に穴が開き、床を踏み抜く状態でしたが、柱や梁は栗材を使っていた為充分再使用できる状態で残っていました。しかし、週末住居としての使用には元の民家はあまりにも規模が大きく、コストを抑えるために3階部分を取り去った大黒柱を主とした架構を重点的に再生しました。前述の部分は母屋として使い、玄関ポーチとアトリエの梁に残りの古材を再使用しました。 解体・修繕・移築・再生工事の様子は外務省企画の海外向けビデオに収録され紹介されました。 |
上:外観 建設場所は2枚の段々畑地の上段。石垣は元のまま残し、下の段を盛り土してアプローチとした。漆喰塗の壁の部分を主な住居スペースとして、板張りの付属屋を木工のアトリエにした。 |
上:居間 大黒柱を中心とした4つの部屋を移築した。細縦格子の建具は既存再使用。大黒柱左手の奥の梯子で小屋裏へ上る。 |
上:居間から 台所を見る 正面左手の障子を開けると玄関が見える。奥の板戸は洗面所への入り口。4間四方(7280o×7280o)の広さにプランをコンパクトにまとめる。 |
上:食堂から居間越しに和室を見る。キッチンは低いカウンターで仕切り視線に広がりを持たせる。 |
上左:立面には移築前の面影を残す。 上右:場所を取らないシンプルな梯子。 |
上左:玄関ポーチの側面。左の壁がアトリエ。 上右:玄関ポーチと勝手口を兼ねる通り抜けの土間。 |
上:アトリエ側からの外観。木工の作品を運び出すために妻側に掃き出しの窓を設けた。その後手狭になりDIYで増築した。 |
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