|
■宮光園改修後の活用状況■ 日本遺産ビジターセンターとして活用 山梨県甲州市勝沼に残る、日本に於けるワイン醸造の黎明期醸造施設の一つに当たる「宮光園」(明治27年頃〜)の改修工事後の状況です。2020年度は史跡指定資料の調査を行いました。また、牛久市とともに甲州市が指定された日本遺産「日本ワイン140年史〜国産ブドウで醸造する和文化の結晶」のビジターセンタとして白蔵が活用されています。 |
上:西門 |
上:文庫蔵西面。右手に離れ座敷、主屋と続く。 |
上:庭園整備の際に池の底を掃除し玉石を敷き詰めた。 |
上:全面道路から南門・白蔵を見る。南門手前の石碑の手前、石積みが切り込んであるところはかつて鉄製のアールデコ風の門扉があった。 |
上:白蔵小屋トラス補強の様子。創建時の小屋はトラスの形をしているけれど構造的に少々怪しい。構造検討の際に正式なトラスの構造に修正している。 |
上:白蔵差し掛け屋根下の床。煉瓦の矢羽根模様(ヘリンボーン)で敷いてある。 オリジナルの煉瓦のみ使用して、オリジナルの形状で復原しています。欠損部分はシュタインアールという左官素材で埋めています。 |
上:白蔵から主屋の前を通り抜けて内庭に向かう。飛び石は従来にはないものなので、切り石で仮設的に設置。 |
上:白蔵内部。日本遺産のビジターセンタとして活用。補強用の木質フレームを利用して展示を行っています。 |
上:白蔵1階西面。 |
上:白蔵1階東面。休憩スペース。 |
上:展示スペースから入り口方向を見る。この入り口は大正時代皇族の訪問の様子を撮影した映画フィルムに映った見学導線を再現しています。 |
上:2階展示室。現在は展示用の物品の保管スペースとして利用されています。 |
上:2階展示室から吹き抜け方向を見る。 |
上:大正時代に制作された宮光園の紹介フィルムで、樽を肩にかけた職人が出入りする階段の出口。ここを下りて左に向きを変え、地下室に下りてゆきます。 |
上:地下室の風景。樽は当時使われていたもの。 |
上:地下室の出口と地下室南端。石積みの形状が異なるため貯蔵槽の跡ではないかと思われる。 |
上:内庭から見た白蔵。右手の富士山のような形をした石は案の定「富士山石」と呼ばれていたらしい。白蔵の地下工事の際に掘り出されたとのこと。大正時代の工事写真にも映像が残る。 |
上:白蔵西面全景。右手のスロープは主屋から白蔵に入るための階段が急なため、見学者動線として整備。富士山石の足元は表土流出を防ぐためコグマザサを植えています。図らずも樹海のようになった。 |
上:宮光園全景。裏手の煉瓦煙突の上から撮影。主屋東側に東三番蔵の 基礎石が見える。水の橋の右手に見える遺構は洗浄棟の跡。 |
上:煉瓦煙突のディティール。イギリス積み。ブドウ酒つくりはフランス、煉瓦積みはイギリスの技術。 |
上:煉瓦煙突。右は保存のための足場を掛けた現況。 |
・ Page Top ・ |
|