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■西藤木の水車保存修復工事■ 歴史的建造物の修復(甲州市指定有形民俗文化財) 放光寺の門前に残る水車。江戸時代末期の創建で、「連」と呼ばれる村落の組織で共同体管理されていたといわれています。水量が多く、馬力があるので、現在でも挽き臼と突き臼を同時に使用できます。復元物や観光用の新設水車ではなく、山梨県下に現存する水車は北杜市大泉の三分の一湧水の近くにもう一つあります。 さらに、もう一つ残っているとの噂もありますが、あいまいな点が多く所在も分かりません。この水車は長いこと使われることなく水輪も崩壊していました。なんとかできないかなと思っていたところ、縁あって私達の事務所が設計監理を行い解体修理を行いました。 |
上:修復後の外観 笛吹川から引いた水路の水量は多く、勢いがあるので「下掛け」水車となっています。 従って、水車は正面から見て反時計回りに廻っています。 |
上左:北西面外観 上右:勢い良く廻る水車。廻っていても、コケは生えるのが不思議です。水車の回転を中のカラクリたちに伝える芯棒は欅。 尚、一般的には松が使用されるとのことです。小さい屋根を芯棒の保護のために取り付けました。 |
左:西面外観 |
左:南面外観 |
上:修復後の外観・水路の様子 |
上左:車輪 上右:歯車 |
上:茅葺天井を見上げる 従来の木材を再使用しています。手前に見える細い×印は補強のために設けた水平ブレース。 |
上左:内観 突き臼の仕組みを展示しています。 上右:内観 歯車と碾き臼の展示。 |
上:歯車 |
上:車輪詳細 |
上左:修復前の状態 上右:修復前の状態 |
上左:修復前の内部状態 上右:修復前の外観 |
上:修復直後の外観 |
上:茅葺屋根 関連サイトリンク → 「放光寺の文化財 西藤木の水車」真言宗 智山派 高橋山 放光寺 「富士の国やまなし 西藤木の水車」公益社団法人やまなし観光推進機構 |
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