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■峡西ホンダ■ 木造建築を残したまま準耐火建築物を増設 店舗のイメージアップとバリアフリー対策など使い勝手の向上を目的とした改装事例です。 鉄骨造のショールームの上に木造の休憩室の乗った建物に修理工場を増築したいとの要望でした。 自動車修理工場は準耐火構造を要求される規模でした。接続する既存部分も同様の性能が要求されます。木造部分は普通に作られていたため準耐火性能はありませ。 しかし、まだ新しく状態も良好な木造部分を造り直すことは妥当ではないと考え、工場とショールームとの間に耐火構造の緩衝部分を設けることで解決を図りました。緩衝体としてできたスペースは利用者が修理を待つためのスペースと従業員の休息室、2階への階段室として利用されています。 |
ショールームの外階段及び既存工場横の洗車場を撤去し、修理工場増築のためのスペースを確保した
一期工事ではショールームの既存部分改装と増築を行った。増築部には2階休憩室へ上がる階段を設けた。 ショールーム2階は木造であるため、修理工場が取り付く側に防火区画を設けた。 二期工事では修理工事の増築を行った。 完成。 防火区画を設けることで、修理工場をショールームに接続して建築することができた。防火戸を設けたためショールームと直接行き来が可能である。 |
改装前外観 | 改装後外観 |
改装前内観 | 改装後内観 | |
受付スペースの設計では機能的・効率的な使い方を実現するために、お店のスタッフ・工場関係者と打ち合わせを密に行いました。 またカウンターはスペースを有効活用するため、既製品を避け、放送設備やOA機器のレイアウトを検討し、それに応じた配線を組み込んだ設計とし家具工事で制作しました。 |
上左:改装後内観 耐火構造の緩衝体スペースを利用した待合スペース。突き当りのガラス面から工場内を眺め、修理の進捗状態を確認することができます。突き当りのガラスは耐火ガラス。 上右:改装後内観 来客用のトイレはホンダ独自のオレンジ認証を取得。ユニバーサルデザインが一般的に要求される以前の先駆的取り組みを行っています。 |
上左:ホンダ独自のオレンジ認証を取得した来客用トイレ。 上右:給湯室扉と来客用トイレ扉に組み込んだステンドグラスパネル(当社工房制作品)。 |
左:緩衝体に設置した鉄骨階段。 |
上左:緩衝体に設置した階段。モノレールのような筅桁。 上右:階段手摺の意匠。 |
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